日本サッカーの天皇杯の醍醐味

天皇杯全日本サッカー選手権大会の歴史は古く、前進大会を含むと1921年の第1回より、2017年の第97回を数えます。

1947年に昭和天皇が観覧、JFAが宮内庁から天皇杯を拝受し、1951年の第31回大会より現在の大会名になりました。1991年に日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が創立されてからはプロチームとアマチュアチームが戦えるようにありました。J1クラブはシード権がありますが、大学生やJFLとの対戦もしばしばあります。順当にJ1チームが勝った場合は、互いのクラブ、サポーターに敬意に満ちたエールを送り合い、会場は暖かい雰囲気に包まれます。しかし、格下クラブがJ1クラブを破るジャイアントキリングも見ものです。

過去3回、大学生クラブがJ1クラブを破っています。2017年の2回戦にはFC東京、仙台、甲府、札幌の4チームが下克上され、さっそく大波乱の様子です。このような夢のあるサプライズ「ジャイキリ」はもはや天皇杯の名物と言っても過言ではないでしょう。