バブルのような時代が日本のサッカーリーグに
中国のプロサッカーチームが、高額な年俸で著名な指導者、そして世界的な選手を雇い入れているのが話題になっていますが、日本のJリーグでも同じような状況がかつてありました。Jリーグ発足時、新たに始まったプロスポーツリーグにお金が集まり、バブルのような状態になって、各チームが世界的なサッカー選手を買ったのです。たとえば、名古屋グランパスエイトはワールドカップの得点王であるリネカー、ジェフ市原はリトバルスキー、横浜マリノスはディアスを獲得しました。
ただ、選手を買い集めるJリーグに対し、「年金リーグ」と皮肉をいう人たちもいました。どういう意味かというと、有名ではあるけど全盛期を過ぎているベテランが集まったリーグだということです。実際、リネカーはほとんど活躍することができませんでした。
ただ、サッカー後進国である日本にやってきた名選手の中には、高いモチベーションでリーグのレベルを上げようと奮闘した選手もいます。鹿島アントラーズのジーコは代表的な選手といえるでしょう。