日本のユニフォームからは海の色!?日本サッカーの始まり
日本サッカーチームのユニフォームの青色の理由は、文献に残っていないのでわかりませんが、一般的には日本の国土を象徴する海と空の青だと言われています。または我が国でサッカーが始まった頃、最強だったのが東京大学でその時のものがライトブルーだったので、それにあやかって青になったとも言われています。ユニフォームの胸には、相手チームの名前と試合日が刺繍されています。
日本のサッカーチームのユニフォームの歴史は、戦前は水色を使用しており、1964年東京オリンピックの時は上も下も白い色を使っていました。メキシコオリンピックでは、上が白でパンツが紺色になりました。1988年に赤と色を使っていて時期がありましたが、1992年には現在の白と青に戻っています。
各国のサッカーチームを見てみると、一般的に国旗の色を使っている国が殆どで、国旗の色に関係ないのは、日本とイタリアくらいです。国旗の色なら赤と白を使っていそうなのに不思議な話です。
日本サッカーの始まりはJSL
Jリーグは現在、サッカーのプロリーグとして有名ですが、スタートしたのは1993年です。それ以前はJリーグとは呼ばれず、日本サッカーリーグあるいはJSLという名称で知られる実業団リーグでした。
当時はまだプロではなくアマチュアで、世間でもあまり知られていない存在でしたが、1965年頃から頭角を現しはじめます。そしてデットマール・クラマーにサッカー強化のアドバイスを受けたJSLは、プロ野球と同じように全国リーグになります。そのファーストシーズンには、東洋工業や八幡製鉄、古河電工などの8社が参加しました。第一戦の全国リーグである日立本社と名古屋相互銀行の試合は、総当たり2回戦制でしたが、当時まだ野球場の設備が整っていなかったため、高校のグラウンドや大学のグラウンドを借りて行うことになりました。
しかし1968年に、メキシコシティ五輪のサッカーで日本代表が銅メダルを得たことがきっかけでJSLのファンが増え、試合の観客数が膨れ上がりました。
Jリーグ誕生前の苦労があるからこそ、W杯に出場できるまでになった日本代表のサッカーがあるのでしょう。